当社は、災害などによるシステム障害に備えて別拠点などにデータをバックアップするための支援ソフトウェアである「DRBD Proxy (DRBDプロキシ)」を本日発売したことを発表します。
地震、落雷、水害などの災害やテロなどによる企業情報システムの損傷は、企業活動の停止や企業存続の危機を招きます。災害対策システム(ディザスタリカバリ・システム)は、事業停止を最短にとどめるための事業継続計画の不可欠な構成要素になっています。短時間での事業再開には、被災直前までのデータを別の事業所やデータセンターなどに保管する(リアルタイム・レプリケーション)のが望ましいことは言うまでもありません。しかし、広域ネットワークのデータ転送能力には制限があり、システム全体の性能もこの制約を受けてしまいます。このため、高価なWAN高速化装置を導入する、リアルタイム・レプリケーションの代わりにデータ処理需要が低下する夜間にバックアップするなど、さまざまな工夫が行われています。
「DRBD Proxy」は、LINBIT社(本社: オーストリアウィーン市、以下「LINBIT」)が開発、販売するソフトウェアで、同社が開発しているオープンソース・ソフトウェアDRBDの適用範囲をWAN回線対応に拡張するオプション製品です。
DRBDは、コンピュータのハードディスクに書き込まれたデータを別の1〜3台のコンピュータにリアルタイムに複製する機能を持ち、リアルタイム・レプリケーションを実現します。オープンソース・ソフトウェアなのでライセンス料が不要なこと、データベースやメールなどデータ形式を問わないことなどから、各種インターネットサービスや金融機関を含むさまざまな業種で採用が広がっています。LINBITの推定によると、すでに全世界で約20万セット以上の豊富な実績があります。
「DRBD Proxy」は、DRBDに最適化したオプション製品で、DRBDとの併用によりWANの転送能力の制限を解消または緩和します。データの圧縮転送機能は、WAN回線の利用効率を高め、同じ時間でより多くのデータを転送します。一時保存バッファ機能は、WAN回線の転送能力を越えるデータを一時的に蓄え、業務システムの性能がWAN回線の性能に引きずられて低下することを防止します。ピーク時に一時的に転送を停止して後で再開できる柔軟性も備えています。処理ニーズのピーク時に合わせてWAN回線を契約する必要がなくなるため、安価な回線でリアルタイム・レプリケーションが実現できるようになります。
WAN回線の性能や業務システムとの適合性は理論や仕様ではわかりません。このため、事前に動作確認を行いたいというニーズに対応するため、サードウェアはDRBD Proxy」の評価用無償ライセンス(30日間有効)を提供します。
日本初のLinuxサポートベンダーとして1997年設立以来、Linuxベースのサーバ構築とその運用保守に取り組んでいます。Zebra Linuxをコア技術として、関連製品の開発、システム構築、リモート監視サービス(みはりなっくす!)など、お客様のニーズに合わせたソリューションを提供しています。

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