2006年2月1日
株式会社サードウェア(本社:千葉県船橋市、代表取締役久保元治)は、2年前から販売しているZ-Linuxメールフィルタのスパム(迷惑メール)検出精度を大幅に向上させることに成功し、本年3月からZ-Linuxメールフィルタ・バージョン2として販売を開始します。また、バージョン2を対象に、スパムの検出精度を維持するためのデータベースの更新サービスを新たに開始します。
Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2は、株式会社サードウェアがサーバ構築サービスに組み込んで提供する他に、日揮情報ソフトウェア株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長安藤広之)からソフトウェアパッケージおよび専用アプライアンス機として販売します。
株式会社サードウェア(本社:千葉県船橋市、代表取締役久保元治、以下「当社」)は、1997年2月の創業以来一貫して、Linuxベースのサーバ構築と運用支援に取り組んでいます。また、当社のノウハウをパッケージングした独自のLinuxシステムであるZ-Linuxや、電子メール関連アプリケーションなどのパッケージ化も行っています。
Z-Linuxメールフィルタは、電子メールのセキュリティ対策製品のひとつで、初版は2年前に発売し、大学、民間企業、インターネットプロバイダなど数十社に納入してまいりました。
本製品は、スパム(「迷惑メール」と呼ばれることもあります)やウィルス感染メール(オプション)を検出して、メールの受取人に配送する代わりに、サーバ上に受取人別に保存(隔離)します。また、ブラウザで操作できる管理・確認ツールも提供しています。
サーバ上に隔離する方式を採用したことにより、ウィルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、フィッシングなどの有害なプログラムやコンテンツにユーザのPCが直接晒されることを防止できます。さらに本来の受取人が自分宛のこれらのメールを確認できるツ管理・確認ツールを提供しているため、ユーザのプライバシーを保護することができるだけでなく、メールサーバ管理者が隔離されたメールをチェックする必要がなくなります。このことによって、管理コストを低く抑えられます。
今回発表したZ-Linuxメールフィルタ・バージョン2は、管理・確認ツールの最新版を搭載し、使い勝手を高めるとともに、プロバイダや大企業などの複雑なメールシステムにも対応できる柔軟性を強化してあります。
さらに、最近急増している日本語スパムメールに対応するために、スパムチェック・エンジンの日本語対応を行い、文節や単語レベルで日本語を把握できるようにしました。その結果、従来方式ではスパムと誤判断されてしまったメールも正しく判定されるようになり、ホワイトリストその他の機能と組み合わせることにより、判別精度が90数パーセントから99.6%に飛躍的に向上しました(当社の実際のメール環境での実績)。
また、Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2の発売に伴い、スパム判定ルールファイルの更新サービス、独自のリアルタイム・ブラックリストサービスを、本製品のユーザ向けに開始します(本年4月から開始予定)。これらのサービスによって、スパムの動向に応じて高い検出精度を維持することを追求いたします。
Z-Linuxメールフィルタが採用しているSpamAssassinは、DatamationのProduct of the Yearのスパム対策ソフト部門で第1位に選出された実績を持つ、非常に優れたオープンソースのスパム対策製品です。しかし、これまでのSpamAssassinは日本語を正しく取り扱うことができず、スパム判定ルールのメンテナンスに手間がかかるだけでなく、ベイズフィルタ(*)に有効な日本語の単語が登録できないために、検出精度にも限界がありました。
当社はSpamAssassin開発グループに参加して、日本語対応の強化に取り組んでまいりました。その結果、SpamAssassinが日本語の文節や単語を正しく認識できるようになり、スパム検出精度が大幅に向上するという成果が得られました。Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2はその成果をいち早く採用しています。なお、当社は将来のSpamAssassinにこの成果が取り入れられるよう、働きかけを継続してまいります。
*ベイズフィルタ:メールに含まれる特徴的な単語やフレーズの出現頻度を学習し、出現パターンにもとづいてスパムメールである確率を算出する手法。スパムメールとそうでないメールを継続的に学習させることによって判別精度が高まります。
スパムメールの多くは、販売サイトへの誘導などを狙って、メール本文にURLやメールアドレスを書いています。これらのサイト名やドメイン名を登録したブラックリスト(*)がいくつか提供されており、これらを利用することによってスパム検出精度を高めることができます。Z-LinuxメールフィルタV2はこれらのリアルタイム・ブラックリストサービスを利用できるようになっています。
さらに、本製品登録ユーザを対象に、当社自身が内容を確認した上で登録するリアルタイム・ブラックリストサービスを提供します(2006年4月開始予定)。
*ブラックリスト:スパムであると判断するための重要な判断基準となる情報。差出人のメールアドレス、送信元のメールサーバやメールを中継したメールサーバ、本文中のURLなど、複数の基準にもとづくブラックリストがあります。
SpamAssassinは、上述のベイズフィルタと同時に、メールヘッダや本文の特徴、使われている用語などによってもスパムかどうかを判定します。スパムメールも日々変化するため、判定のためのルールセットも適切にメンテナンスする必要があります。
Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2は、世界中で公開されている判定ルールセットからとくに有用性が高いものを厳選し、定期的に最新版をダウンロードしてアップデートできる機能を搭載しました。当社も日本語スパムの判定ルールセットを随時更新して提供いたします。
Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2は、スパムやウィルスのチェック方法を設定したり、現在の判定状況を確認できるようにするために、ブラウザを使って操作できる管理・確認ツールを提供しています。個々のユーザが自分宛のスパムやウィルス感染メールを把握、管理できるため、管理者の負担が大幅に軽減されます。
管理者の負担を軽減するための特徴のひとつとして、ユーザの自動登録と外部認証機能があります。管理・確認ツールにあらかじめユーザを登録しておかなくても、メールサーバ等に正当なメールアカウントを持つユーザであれば、いつでも利用開始できます。
Z-Linuxメールフィルタ・バージョン2では、管理機能が整備、拡張されました。とくに複数ドメイン対応機能は、概念と設定画面が整理統合され、使いやすさが向上しました。またドメインごとに標準設定が定義でき、ドメインごとの管理者が置けるようになりました。メールシステム管理者の管理負荷が軽減でき、プロバイダなどでも導入しやすくなりました。
Z-Linuxメールフィルタは、スパムと判断されたメールやウィルス感染メールはサーバ上に安全に隔離します。バージョン2では、従来の隔離メール件数の通知メールに加えて、隔離中の全メールの差出人や件名を一覧表にまとめてユーザにメールで通知する機能が加わりました。
ユーザが件名をクリックすると、自動的にMaia Mailguardが開き、メールの詳細を読んで内容を確認できるなど、日常のスパム、ウィルス管理と状況把握が楽になります。
株式会社サードウェア営業部(担当: 久保)
〒274-0815 千葉県船橋市西習志野3-39-8
電話: 047-496-3341 FAX: 047-496-3370
E-mail: info@3ware.co.jp
URL: http://www.3ware.co.jp/
日本初のLinuxサポートベンダーとして1997年設立以来、Linuxベースのサーバ構築とその運用保守に取り組んでいます。Zebra Linuxをコア技術として、関連製品の開発、システム構築、リモート監視サービス(みはりなっくす!)など、お客様のニーズに合わせたソリューションを提供しています。

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