Linux-HAを採用することによって、プロプライエタリなハードウェア製品やソフトウェア製品と比較して大幅なコストダウンをはかることができます。これは、単にLinux-HAがオープンソースでライセンス料やソフトウェア保守料が不要ということだけが理由ではありません。
ここでは、数テラバイトのSANストレージ(iSCSIターゲット)クラスタを例にして、Linux-HAがいかにコストダウンにつながるかを説明します。
前提として、専用ストレージ製品もLinux-HAも、いずれも2セットのストレージを使ってリアルタイムにデータを冗長化することとします。また、製品や取引条件などで実際の価格は変動するため、特定製品での比較ではなく、一般的な価格レンジでの比較になっています。
冗長化をサポートする専用ストレージ製品の場合、制御ソフトのライセンス料も含めて、一般的にテラバイトあたりの単価は100〜200万円と考えられます。一方、Linux-HAは汎用的なIAサーバが使えるため、テラバイト単価は、SASディスクを使った場合でも20万円またはそれ以下になります。
当社およびLINBIT社では、初期ハードウェアコストは専用機に比べて1/5〜1/3程度に抑えられると推定しています。
データセンターを使う場合、設置スペースを1U節約できれば、月々数万円のランニングコストが節約できる可能性があります。
Linux-HAを使うと、1〜2テラバイトの場合は1Uサイズのサーバ2台ですみます。約6テラバイト(SAS)または約10テラバイト(SATA)までの場合でも、2Uサイズのサーバ2台だけでシステムを構築できます。
専用ストレージ製品の場合、通常は1セットあたり2U〜4U程度の設置スペースが必要になり、冗長化を考慮すると、その2倍以上のスペースが必要になります。
したがって、Linux-HAを採用することにより、数U程度の設置スペースを節約できます。これは、数万円〜10万円程度の月々のランニングコストに相当します。
専用製品の場合、初期コストまたは定価の15〜20%程度の保守料が毎年必要になります。Linux-HAを採用した場合も、ハードウェアについては同様の保守料が発生しますが、ソフトウェア保守料は不要です。当社のLINBITクラスタ・スタック・サポートは、必要に応じて契約していただければよく、必須ではありません。
ネットワーク性能を高める、ディスク容量を追加するなど、運用開始後のシステム増強も、汎用IAサーバは柔軟に対応できますが、専用製品の場合制限があったり部分的または全体の買い替えが必要になる可能性があります。
※DRBDならびにDRBDロゴは日本におけるLINBIT Information Technologies GmbHの登録商標、ならびに各国における商標または登録商標です。LINBITおよびLINBITロゴはLINBIT Information Technologies GmbHの各国における商標または登録商標です。

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